男女の本質② 社会的地位『のみ』の男女平等が少子化を招く

「妊娠、出産」という生物的な差異により、男女の性的価値の格差(女>男)があることは前回の記事の通り。

では、「性的価値が 女>男」であるのならば、価値が釣り合わず、女が男を選ぶということは起こらないのではないかという疑問が生じる。どうやって男が女から選ばれるのか、それは我々ヒトと近縁種であるサルやチンパンジーやゴリラが教えてくれる。

サルもチンパンジーもゴリラも、人間と同じく「社会」を形成して生活している動物である。
そして、彼らにも「社会的地位」というものが存在する。

そして地位の高い個体はメスと優先的に交尾を行えるのである
saru_saruyama_boss.png


例として、人間に近いと言われるチンパンジーの雌雄の関係を見てみよう。
チンパンジー社会の中で最も地位が高いオスであるボスは、群れの中のメスが発情した時に優先的に交尾できる地位にある。ボス以外のオスも、群れの中の位が高いオスから順にメスに選ばれるようになっている。(チンパンジーも人間と同様、交尾相手の選択権はメスが握っている)


11-02.jpg
(http://mahale.main.jp/50th/panels/11.html 「チンパンジーの交尾・繁殖戦略」より)


1位のオス(ボス)が沢山のメスとの間に子供をつくっている。すなわち、社会的地位の高いオスは、メスにとって魅力的だと認識される。

ボスは安全な寝床や餌場を独占し、すぐ傍にメスと子供を侍らせ守っている。そして、メスと子供はボスからエサを優先的に配分してもらうことができるのだ。故にメスは自分と子供を守り、養ってくれるオス(=順位の高いオス、つまりボス)を交尾相手として選ぶのだ。
社会的地位の高いオスを選ぶメリットが大きいから、メスは社会的地位の高いオスに惹かれるのである。

これは、人間の社会でも全く変わることがない。
女が男に求めるものは、相変わらず女と子供を養う能力なのである。


kihd.png
(http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/pdf/np102200.pdf 平成24年度 国土交通白書より「年収別の婚姻・交際状況(20代、30代)」)



上記の「男性」の「既婚」に注目すれば一目瞭然、年収の順に男性が結婚できるようになっていることがわかる。
(「1,000万円以上」は減少しているが、この統計の対象は20代、30代なので、その若さで1000万円以上の稼ぎがあるのであれば、「相手を選べる立場だから、まだ結婚はしない」という行動をとっていると推測される。「1,000万円以上」の男性が「未婚(交際経験なし)」がほとんどいないことからも、それは明らかである。)

また、「恋人あり」の割合について、「収入なし」を除き、全てのゾーンで女性が上回っている。
これも、女は「女であること自体」が性的価値が高いことを意味しているため、経済力に関係なく異性を獲得できる可能性が高いのであり、男のように経済力を持つ必要がないのだ。
平たく言うと、男は異性に対するハードルは低く、「女」であれば大部分が対象になるが、女は異性に対して高いハードルを設けており、「男」であるだけで交際の対象にしたりはしないということだ。

「交際経験なし」の割合の男女差からも、女の異性獲得が容易であることがわかる。フェミニストは女性が社会的地位を得るときに阻まれることを「ガラスの天井」と呼んでいるが、男性が異性を獲得する際のハードルの高さは、さながら「ガラスのハードル」と言えるだろう。

女が男に経済力を求める事実を「女性は現実的だから」と、女を持ち上げ、男を貶すような意見が散見されるが、何のことはない。本能に従い、男に依存しているだけだ


性的価値のみを考慮した時、男女の関係は下図のようになる。
性的価値の差

年収100万円の非正規雇用の20代男性と、年収100万円の非正規雇用の20代女性がそれぞれ婚活したとすれば、女性の方が結婚できる可能性が高いし、アプローチを受ける数も格段に多いだろう。男性は女性の年収をそこまで重視しない。「若い女」ということ、それ自体が性的価値の高さを表しており、男にとって魅力を感じてしまうのだ。

もっと直球に言うならば、女は売春やポルノ、キャバクラその他性風俗産業によって性的価値をカネと引き換えることができるが、男はできない。これが性的価値の差を表している。

しかし、ここに男の社会的地位や年収の高さ等の「社会的な価値」を加味すると下図のようになる。
性的価値+経済力
社会的、経済的価値で性的価値の低さを補うことで、男は女に「魅力的な男」であると認められ、パートナーとして選ばれるようになる。これが、年収の高い男性が結婚しやすい理由である。

もちろん、人間社会において女が男を選ぶ基準は年収以外にもある。
社会的地位、コミュニケーション能力や、ルックス、その他様々。

だが、「女は性的価値」「男は社会的価値」ということを理解していないと次のような認識違いを起こす。

女性が人を好きになる基準は進化する不思議「男子はわかりやすいのに…」

女子が男子を好きになる基準が成長と共に変わるのは何故なのだろう・・・
小学生 足が早い人
中学生 コミュ力が高い人
高校生 顔カッコイイ人
社会人 仕事できる人

男子は非常にわかりやすいのに
小学生 カワイイ人
中学生 カワイイ人
高校生 カワイイ人
社会人 カワイイ人

https://togetter.com/li/1078103


小学生は足の早さ(小学校という社会の中で、人気者、地位の高い男)
部活やサークルで中心的な先輩(部活、サークルという社会の中で、地位の高い男)
仕事ができる先輩(会社という社会の中で、地位の高い男)

いずれも「社会的地位の高い男」を魅力的であるとを言っているだけなのだ。
(上記の中で「顔カッコイイ人」だけはあてはまらないが、男の性的価値(ルックス)を重視する女もいるというだけである)

一方、男が女に求めることは「性的価値」であり、かわいい女(性的に、異性としてかわいい女)が魅力的であると認識されるのは当然である。

男子が魅力的に思う女子
小学生 カワイイ人(性的価値が高い人)
中学生 カワイイ人(性的価値が高い人)
高校生 カワイイ人(性的価値が高い人)
社会人 カワイイ人(性的価値が高い人)

ということである。

「女は成長によって、選ぶ相手も変わっていくのに、男は全く変わらずに単純ね」という男を蔑む趣旨のツイートのようだが、女も何歳になっても変わらず「社会的地位の高い男」が好きなのである。

だから、容姿(性的価値)に優れる女優や女芸能人は、会社経営者や売れている男芸能人と付き合うし、女子アナは野球選手と結婚するのだ。性的価値の高い女は社会的(経済的)価値の高い男しか相手にしない。

あるいは、日本人にとって人種ヒエラルキーの上の存在である「白人」であっても同様である。「白人の男&日本人の女」というカップルの多さと、「日本人の男&白人の女」のカップルの少なさを鑑みれば、明白である。

アメリカ人の男と結婚する日本人の女は毎年1,500人程度に対して、アメリカ人の女と結婚する日本人の男は200人以下である。

(ちなみに、フィリピン人の女と結婚する日本人の男は毎年7,000~12,000人だが、フィリピン人の男と結婚する日本人の女は毎年50人~200人である
これはフィリピン人の女にとって、日本人の男が「経済力が高い男」であるためである。)

東京大学 大学院の論文 「国際結婚に関する研究動向と展望」より
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/35565/1/edu_49_25.pdf



「どうやって女は男を選ぶのか」の視点を正しく理解し、その形に沿った社会にしなければ、その歪みはどこかに現れる。
男と女の関係は、「女は性的価値が高い」に対して、「男は社会的価値が高い」状態でなければ、女は男を結婚対象の異性としてみなさない。
性的価値+経済力

しかし、フェミニスト達は、女の性的価値の高さ、優位さには一切触れず、社会的地位『だけ』に着目し「女性が差別されている」と主張した

社会的地位のみ


政治家たちは、こんなに簡単なデタラメにあっさり騙されてしまい、社会的地位『だけ』男女平等にするような社会にしてしまった。

社会的地位のみの男女平等

しかし、性的価値も含めた実際の男女の関係は下図のようになり、女がいい男を探そうにも、「自分より上の男がいない」という状況に困窮することになる。

現代日本の男女の関係

社会的経済的地位(『のみ』)の男女平等を進めた結果、女の要求水準に見合う男の減少することにより、結婚しなくなる。女は男からのアプローチを受けていているにもかかわらず、いつでも「いい男がいない」というようになるのだ。そして結婚する数が減り、少子化が起こる。



東大・社会学の先生に聞いた「私たちのまわりに“いい男”がいない理由」

赤川:まず前提からお話させていただきますと、学歴や「社会経済的地位」の観点から女性にとっての結婚を分類すると、「上昇婚」「同類婚」「下方婚」の3つに分けられます。社会経済的地位とは、ここでは、職業と収入を合わせたもの、よく言う「スペック」みたいなものだと仮に考えておいてください。「上昇婚」とは俗に言う玉の輿、下方婚は格差婚と呼ばれるやつです。

これまで私たち社会学者の間では、女性はみんな「上昇婚」を目ざすものだと考えられてきたんです。

——つまり、女性は誰でも「玉の輿」に乗りたい、と?

赤川:そうです。それに、全員の希望が叶うわけじゃもちろんないけれど、そこそこ上昇婚が叶う社会でもあったんです。

(中略)

赤川:女性の社会経済的地位が、男性よりも低い社会では、女性は「自分より上の男性」を見つけやすいんです。自分に見合った「いい男」がそれなりにいるんですね。10年くらい前まではギリギリこのモデルが成立していました。ところが、今はこのモデルが成立しなくなっています。

(中略)

赤川:男女の社会経済的格差がもうないんです。むしろ、大学進学率に関しては女性の方が高いくらいです。男女が同じように就職して、同じような社会的地位と収入を得ているという状況になると、ウートピさんの読者のように「自分より上の男」がいない女性が確実に出てきます。図の中で斜線を引いたところが、みなさんにあたります。

——いえいえ、先生、私たちそんなに「上」じゃありません。フツーですよ、ごくフツーの人間です。

赤川:ですから、まずはその「フツー」がどれだけフツーでないかを認識していただくところから始めなくてはならないと申し上げているんですが……。

結論から申し上げれば、やりがいのある仕事もあって収入もあってという恵まれた女性が「いい男」を見つけて上昇婚を叶えるのは、もはやムリなんです。
http://wotopi.jp/archives/53980


女の性的価値が高いため、釣り合うために男は社会的地位で補う必要がある、という生物的本質を無視して社会的地位を男女平等にした歪みが少子化として表れているのだ。


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