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男女の賃金格差に関する考察 など

ここ数か月、当ブログにアクセスしていなかったせいで、記事に対するコメントの承認を
放置している状態になっておりました。

そのコメントに対する返事を書いたところ、思いのほか長文になってしましい
多くの方に見てもらいたい内容になったので、コメント欄だけでなく、記事として再掲することにいたしました。

一気に文章を書いたので、根拠や推敲が足りない部分もあるかと思いますが、
どうか目を通していただけると幸いです。


以下、とある記事に対する、とある方のコメントと、それに対する私の返事を記載いたします。


2013-04-22(02:36)

痴漢を全て早急に取り締まるべきですが、毎日の通勤通学で痴漢に遭うかもしれないストレスや、実際に遭ってから一日が始まる大変な疲労感は、言葉では言い表せないものがあります。
女性である私は、痴漢被害で一日が始まった時ほど、男性は良いなぁ、と思うことはありません。同じように男子学生と大学で机を並べて勉強していても、朝から痴漢に遭って心はめちゃくちゃで勉強に身が入りませんでしたし、そんなことが何回もありました。フェアじゃない、悔しい、と何回も思いました。

そのような現状において、女性専用車両は、唯一安心して通勤通学できる自己防衛手段です。

たしかに様々なシーンでレディースデーや割引を目にしますが、それらが生まれた背景をご存知ないのでは。女性の収入が一般的に男性の収入より低いからですよ。一般的に、というのがミソです。
その現状は今尚是正されていませんから、ある程度いたしかたないのではありませんか。

フェミニズムという言葉をご存知かと思いますが、これは、皆が公平に基本的人権を享受するということらしいです。
現状、公平ではないという点をあまり認識されていないのかな、と思いました。

男性である貴方は、貴方が男性としてすでに社会の中で享受しているものに、少し鈍感な方なのではと思ってしまいます。


女性専用のエステやフィットネスなどは、逆に男性専用のものもありませんか?着替えなどを要する設備的な利便性や、性差によってニーズが異なるためにターゲットを絞っているというだけなのでは。



2013-08-04(23:33) : senyou38


コメントまことにありがとうございます。
ブログを暫くチェックしていなかったため、書き込みに気づかず、コメントの承認も漏れておりました。
申し訳ございませんでした。

もう、このブログは見ないかもしれませんが、●●様のコメントにお答えいたします。

> 痴漢を全て早急に取り締まるべきですが、毎日の通勤通学で痴漢に遭うかもしれないストレスや、実際に遭ってから一日が始まる大変な疲労感は、言葉では言い表せないものがあります。
> 女性である私は、痴漢被害で一日が始まった時ほど、男性は良いなぁ、と思うことはありません。同じように男子学生と大学で机を並べて勉強していても、朝から痴漢に遭って心はめちゃくちゃで勉強に身が入りませんでしたし、そんなことが何回もありました。フェアじゃない、悔しい、と何回も思いました。

痴漢に遭う可能性という点で女性が大変で、ストレスが大きい、非常に疲れるという気持ち、お察しします。
私も(男性ですが)、子供の頃に電車で痴漢にあったことがありますので、そういったことが毎日続くのはとても辛いと思います。

(余談ですが、中学生の時に同級生(男)が痴漢にあったり、成人してからも美形の友人(男)は痴漢にあったりしています。自分の身の回りだけかもしれませんが)

> そのような現状において、女性専用車両は、唯一安心して通勤通学できる自己防衛手段です。

ただ、「そのような現状」というのは、一切痴漢を取り締まらずに、痴漢を逮捕したかったら女性が自分で捕まえて引き渡しにこい、というスタンスの警察・鉄道会社が作り出した状況です。

女性専用車両などが無くても、●●様が、世の女性が安心して通勤通学できるよう、男女がお互いに憎みあわないよう、警察や鉄道会社に本当に痴漢を減らすための対策(全車両監視カメラ,警察官乗り込み車両、冤罪防止のための指紋キット等の常備など)をしてもらいたいと思っています。


> たしかに様々なシーンでレディースデーや割引を目にしますが、それらが生まれた背景をご存知ないのでは。女性の収入が一般的に男性の収入より低いからですよ。一般的に、というのがミソです。
> その現状は今尚是正されていませんから、ある程度いたしかたないのではありませんか。
>
> フェミニズムという言葉をご存知かと思いますが、これは、皆が公平に基本的人権を享受するということらしいです。
> 現状、公平ではないという点をあまり認識されていないのかな、と思いました。


つまり、女性の収入が一般的に男性の収入より低いから、女性だけ優遇されるのも仕方ないということですね。わかりやすいと思います。

なので、逆に女性は優遇措置があるので、女性の収入が一般的に男性の収入より低いということも仕方ないということになりますね。

もし、男性がある部分で有利だからという前提で、別の部分で女性を優遇することを認めるのであれば、その前提も認めなければなりません。

女性が優遇されるのはいい。だけど、その優遇の前提にあるものは許さない、では理屈が通らないと思います。

フェミニズムは直訳で「女性主義」です。女性の権利を拡張しようとする運動の総称であり、その標語として平等、公平などの言葉がよく使われています。

現状、公平でないから、女性を優遇していく。それは、公平の観点から離れているような気がします。

それと、フェミニズムの言う「平等」とか「公平」という言葉は、特殊なものであることが多いです。

つまり、同じ能力、同じ労働をすれば同じ対価であるべきというのが普通ですが、
フェミニズムの場合は能力、働きにかかわらず、「結果として平等」にしろ、と言っています。

例えば、九州大学の数学科の大学入試など、応募者が男性の方が多いから女性だけの合格枠を作って、結果として男女同数にしようということをしていました。
大学入試という公平なものさしがあるにも関わらず、女性がその分野に少ないのは女性差別だ!と主張していたのです。(ちなみに男性が応募できる枠は男女共通の枠のみです)

これは同じ点数を取っていても男性だったら不合格、女性だったら合格できるということが起こりえる制度です。

もし、女性をその分野に多くしたいのであれば、女性自身が努力して合格できる能力を身に着けるべきですが、フェミニストたちは、「結果として平等にしろ」という原則に基づき、女性というだけで有利になる制度を作りだそうてとしています。

それは、同じ能力であれば同じ待遇を受けられるという公平の原則とは相反するものであり、男性から見れば、同じ能力なのに男性ということを理由として不合格にされるという男性差別になります。

政治の分野でも女性が少なく、それは差別的な状況だから、女性だけの当選枠をつくろうという主張をしています。

しかし、それは差別的な状況なのでしょうか。
選挙権、被選挙権は性別にかかわらず与えられています。女性の政治家を増やしたければ女性が立候補して、それに賛同する女性が投票すればいいだけです。それをせずに、「結果の平等」を求めるのでは、実力の有無にかかわらず、女性であるというだけで特別扱いをして欲しいという主張にしかなりません。

そして、賃金については、なぜ男女の賃金の格差が存在するのに留意する必要があります。
そもそも、従来の日本の家庭には「専業主婦」という女性の生き方があり、夫が働いて得た給料を妻にすべて渡して、夫はその中から一部を「おこづかい」として受け取る、ということになっていました。専業主婦は、子供ができる前や、子供が大きくなって手がかからなくなり時間ができると、家計を助けるためにパートタイムの労働をしたりします。

果たして、この場合の男性の給与と、女性の給与の格差は差別と言えるのでしょうか?
男女それぞれが、効率よく、「外で働く」「家庭を管理し、子供を育てる」という分業をしている結果であって、外から受け取る給与の金額の違いに意味はありません。どちらにしろ、稼いだお金は家庭全体のものだからです。男性が多く稼いでいるから、男性の方がお金をたくさん使えてずるいなどということは、家庭を持っている男性が、どれだけお金に困っているかを見ればありえないことはわかります。

しかし、フェミニズムが政治の世界に入り込むようになり、男女の賃金格差は差別だと唱えだし、女性の家事、子育ては性別による仕事の押し付けだと主張するようになりました。

それにより男女共同参画という政策が始まり(ここ数年は、年間6兆円の税金を投入しています),女性も、男性と同じように「働かなければならない」という思想の押し付けが始まりました。

男女とも責任の重い正社員としてフルタイムで夜遅くまで働いて、疲れきっているのに、子供を何人も生んで育てることができるのでしょうか。


日本の出生率は1.2~1.3です。二人の男女から、1人の子供が生まれることを繰り返したら、日本の人口は単純に半分になります。
子供が加速的に減少し、老人の割合が増え、日本の保険や年金は破綻するでしょう。人口を維持するためには最低で2人、病気やその他の理由で死亡する人間も考慮すると、3人以上産む女性も一定数必要となります。

子供はすぐに体調を崩し、熱を出します。子供のために勤務時間を短縮(時短)しなければなりません。子供が1人できただけでも、業務に多大な支障をきたし、責任のある仕事を任せづらくなっていくのに、子供を2人、あるいは3人以上生んで育てる、というは簡単なことではないのです。

また、企業にとっても妊娠、出産、育児は重い負担です。せっかく、会社のお金を使って採用、教育した人材が使えなくなるのです。例えば、中途採用の仲介手数料はその人の年収の3割、例えば年収400万円の人を採用しようとすると120万円を人材会社に払うことになります。また、教育訓練費、福利厚生費、あるいは使えるようになるまでの給料もろもろ、1人あたり何百万円もかかっています。

そういった負担を企業がした上で、休職や時短だけでなく、退職してしまう女性もいます。このように女性を採用するリスクを認識しているのであれば、女性を正社員として採用することに躊躇する企業の心情を責めるのは酷だと思います。

では、女性のみが育児を担当するのが差別だとするのであれば、男女が半々に育休や時短を利用するとしましょう。そうすると、男性の方も、責任ある業務を任せられなくなり、収入が減少し、家計はさらに苦しくなります。理想論として、育休を取ったことによる差別は許されないと言っても、現実問題、重要な仕事を任されている人が「子供がいるから早く帰ります」ではその人に仕事を任せる意味がなく、別の人にやってもらうことになるのです。
それに、育児は男女両方に負担させることができても、妊娠出産の際の休暇はどうしようもありません。


女性が「私は一生、子供を作りません」という誓約書を提出しなければ、企業の女性の採用、昇進を躊躇わせる要因を解消させることはできません。
しかし、そんなことは人権に反することであり強制など絶対にできませんし、仮に女性が自発的にそうしたとしても、公序良俗に反する契約として無効になります。(つまり、女性がその制約をして採用され、その制約を破ったとしても何も咎められません)
そもそも、そんなことをしたら少子高齢化の流れを加速させてしまいます。

保育園や託児所を利用すればいいという意見もあるかもしれませんが、そういった一時保育の施設はかなりのお金がかかります。場所によりけりですが、1ヶ月あたり、6万円~10万円かかります。
それは補助金を出せばいい、という意見もありますが、その補助金は税金なのです。少子高齢化対策のための増税に次ぐ増税というのはこうして起こるのです。

また、女性が正社員として働くようになり、その分男性の雇用は減少し、さらに経済的に結婚できないない、あるいは子供を作れないカップルが増加します。


こうして、「女性の権利」「男女平等」のために、男女すべてが会社で働かされ、日々の労働で疲れながら、会社に迷惑をかけながら子育てをし、会社から見ると社員の子供を育てるためにコストをかけさせられ、少子高齢化対策のために毎年何兆円もの税金を投入する社会が完成しました。

こういった背景をすべて無視し、「女性の権利」という1点に焦点を当てた言動を繰り返しているのが、フェミニズムです。彼らは権利の部分のみ「公平」「平等」をよこせと言い、それに伴う義務、コストはすべて女性以外(男性、企業、国)が負担しろという主張なのです。
その歪みが現れ、社会を疲弊させているのです。この「公平」「平等」は本当に人々を幸せにするといえるのか、今一度、考えてみて頂きたいと思います。


私が日々抱えている疑問として、そもそも、前提条件として、多くの女性は働きたいと思っているのでしょうか。
男性でさえ、多くは働かなくて済むのであれば働きたくないと思っているのに、女性は「労働そのもの」に憧れを抱いているのでしょうか。
もちろん、仕事のやりがい、達成感などを感じる人もあるでしょう。しかし、それは、仕事を「しなければいけない」という前提のもと、仕事に対するモチベーションを保つための方法です。本当に、仕事する必要がないのであれば、仕事をしない人も多いと思われます。

男性がフルタイムで働き、女性が子育てに専念する。会社に気兼ねすることもなく、2人以上育てられ、保育所にお金を払う必要もない、男女双方にとって幸せな家庭。
会社も労働環境を安定させることができ、多額の税金を投入せずとも少子高齢化を解消できる社会。

これらは、フェミニストが「女性は働きたいと思っている」と女性全てを代表して政策を推進してきたことで失ったものです。

本当に、女性は自ら、積極的に働きたいと思って、社会に出ているのか? フェミニズムに働きたいと思わされているのではないか?フェミニズムによって、働かなければならない状況にさせられているのではないのか?
男女の扱いについて論じるときは、「女性は差別されている」というフェミニズムの囁きを鵜呑みにしていないか、それは自分の頭で考えた自分の意見なのかを吟味する必要があると思います。


> 男性である貴方は、貴方が男性としてすでに社会の中で享受しているものに、少し鈍感な方なのではと思ってしまいます。


その通りだと思います。私は男性であるから、男性としてすでに享受してるものに、鈍感になっていないとは言い切れないと思います。
しかし、同様に、●●様も女性であるから、女性としてすでに享受しているものに、鈍感になっていないとも言い切れません。

一般男性は何も悪いことをしていないのに、常日頃犯罪者扱いをされ、冤罪のリスクに怯え、男性だけ高い値段を払わされていること、不平等を感じても男だから我慢しろと言われること、反論したら男のくせに情けないと言われることについて、苦痛であることを意識していますでしょうか。

一般男性は、女性専用車両のせいで使える車両が限られ(女性専用車両が階段前の良い車両であることも多々あります)、女性はどの車両にも乗ってくるため、冤罪の恐怖に晒されながら通勤しています。

私は、自分が今まで築きあげてきた全てが冤罪により一瞬で奪われ、警察に監禁され、今後の人生を破壊されることが本当に恐怖であり、また、女性専用車両に不快感を持っているため、朝の満員電車に乗りたくありません。
なので、電車を使わずに通える会社に勤務したり、自分が引越したりしています。自分の体を、心を守るため、自分でできる対策は自分でしています。


男性の気持ちについて「そんなこと大したことない」と言うのであれば、女性の気持ちも「大したことない」と言い返されてもしょうがないと思います。

相手の気持ちを考えられない人は、自分の気持ちを分かってくれと主張しても受け入れられません。

人は、自分が経験していないこと、自分の置かれている環境を超えたものなどを考慮することはできません。

だからこそ、男女双方が互いの気持ちに優しくなり、双方の利害を互いが納得した上で調整できるように話し合わなければならないと思います。



> 女性専用のエステやフィットネスなどは、逆に男性専用のものもありませんか?着替えなどを要する設備的な利便性や、性差によってニーズが異なるためにターゲットを絞っているというだけなのでは。


エステについては致し方ない点もあるかと思います。着替えや施術の場所、設備などを分けなければならず、それに伴って女性と同じくらいの男性の顧客を望むのは難しいかと思います。こういった状況であれば、女性専用、男性専用に分けてしまったほうが効率的であり、男性専用の店舗が少なくても男性にとって、不利益を被るものでもないと思います。

フィットネスについても、若干はエステと同様の説明もできるかもしれません。しかし、私がおかしいと思っているのは、株式会社ジェイアール東日本スポーツという、JR東日本の完全子会社が、JRの駅の構内という立地で女性専用というサービスを行っているということです。すなわち、この会社は都市部のJRの駅の構内という超一等地をJRの子会社であるという理由で使用できていますが、その駅の土地は元々、国営企業であった国鉄(日本国有鉄道)の土地から引き継がれています。すなわち、日本国の公的な敷地が由来であり、それを、女性専用の商業施設として使用していることがおかしいと思っています。

都市部の重要な公道がある日突然、男性専用になっていたら、世の女性たちは抗議するでしょう。しかし、現実に、駅の構内という最高の立地の一部が女性専用となっています。
そして、鉄道事業者は公共性が高いことから、鉄道会社の保有する不動産への固定資産税が減免(通常の3分の1)されていました。ゆえに、「もともと国有の超一等地を」「特別に税金を減免されながら」「その恩恵を女性のみに供与していた」という異常な自体なのです。
(ちなみに、駅ナカという超一等地を商業施設にするビジネスはかなり前から存在していたが、それに対する固定資産税が特別に減免されていることについて、他の一般企業と比べて不公平であるという批判が起こり、2007年に固定資産税の評価基準が改訂され、この減免措置はなくなりました。
減免措置がなくなっても、元国有地を公共的な理由ではなく商業目的で女性専用に供与していることは変わりませんが)



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